2004年 11月 21日
海、海、海。 |
*Countyによって、Villageによって、これだけはっきり棲み分けができていても島民の多くに共通することが一つ。それは海とのつながり。移住が多いといわれるアメリカにおいて、どんなに高速が渋滞しようと、どんなに地価が高かろうと、コロラドとかミシガンとかに移住するつもりは全くない。「だって海がないじゃん。住めないよ、そんなとこ。」そしてますます人口密度が増えていく。
*夏になると都会人で混みあうHamptonsに行かなくても、近くに町営ビーチがある。それよりは混み合う郡立や州立ビーチもある。ヨットや釣り人口もとても多い。Suffolk郡の領土の7割が海なんだそうです。島内のビーチのリストをみつけました。全部で109。その上、休暇も海辺のリゾートで過ごす。フロリダやメキシコ、カリブ海の島々へはオール・インクルーシブのパッケージがよりどりみどり。カリブには米国領の島もあるからパスポートも不要。
*Suffolk、Nassauが島の東西区分だとすると、南北の South Shore、North Shore という区分もある。北は地価が高くプライベートビーチだらけ。一般道からは海岸線すら拝めない。南は庶民の公営ビーチ。北側の海は対岸コネティカット州を望む Long Island Sound、南が大西洋 Atlantic Ocean。白砂・幅広のビーチはこちら側。ちなみに英語の Ocean は「大洋」、北側の湾状の海は Sea。実は私はこの違いを去年まで知りませんでした。
*アメリカとしては魚介類に対する偏見が非常に少ない。おいしい魚が近くで取れるんだから当然といえば当然。その日とれた魚をスチームして卓上塩を振って食べるというシンプルなものですが、活きがいいからそれで十分。これをビールと一緒に流し込む。
*島の最東端の漁港Montaukのしょぼい空港に20年ほど前まで就航していた唯一の国際便が東京行き、捕れたてのマグロを築地に直送していたという、嘘か本当かわからない話も聞いた。こんなお金になる商売を日本人に独占させておくわけにはいかないと、イタリア系マフィアが日本人業者を追い出し、島内の魚ビジネスを仕切っているということだが、果たして私はかつがれているのだろうか。
by mistymont
| 2004-11-21 00:25
| ロングアイランド