2007年 06月 22日
Blue In The Face |
ご無沙汰しております。
一月ほどブログをすっかりサボって遊び呆けていました。知人・友人の来訪が相次ぎ、会社でも仲良しグループができたりして、仕事後出歩く回数が増え、予定のない週末は疲れを取るだけで終わってしまったり。気がつくと映画も3週間ほど観ていませんでした。一番最近観たのは "Knocked Up" という一見ロマンティック・コメディー、裏を返せばプロ・ライフ(中絶反対)、婚外出産を戒めるメッセージに満ち溢れたプロパガンダ映画。もうひとつ、ノアの箱舟をめぐる新作コメディー "Evan Almighty" の宗教メッセージが話題になっています。
7月4日の独立記念日まで忙しい日々は続きますが、昨日起こった嬉しい出来事を記しておきます。私の住む地域では、路上清掃のため週に一度路上駐車が禁止になります。路駐している車を動かすため朝8時10分前に車に向かったのはいいのですが、エンジンがかかりません。バッテリーが上がった模様。週末洗車のため、充電器やブースター・ケーブルを全て出してトランクを空にしたまま戻すのを忘れていました。8時になると駐車違反チケットを切られるので、ダッシュボードにメッセージを残して、数ブロック先のガソリンスタンドに向かおうにも、カバンの中にペンが見当たりません。数日前に知人にあげてしまったのでした。その日は残業ができないので早く出社しようと思っていたのに、これでは逆に遅刻してしまいます。
頭の中がパニックになりながら辺りを見回してみると、向かいの消火栓の前にエンジンをふかしたままオンボロ車が停まっています。ペンを借りようと運転手に近づいて事情を話すと、充電器を持ってるからと、車を私の横につけてくれました。この人のバックシートには色んなものが入っています。何故か蛍光色の大きな布や道路工事の時に路上に置く円錐形のサイン(何と言うんでしょう?)まで持っていて、まず布を私の車にかぶせ、その上に円錐形を乗せ、チケットを切りにやってきた係員に事情を話してくれたお陰でチケットは切られずにすみました。ところが、充電器を使ってもエンジンはかからず、こんなにいろいろ持ってるのにケーブルだけ見当たりません。やっぱりガソリンスタンドに行かなくちゃとペンを借りて置き手紙を書いていると、私の後ろに駐車していた車の持ち主が、トランクからケーブルを出してきて貸してくれました。(この人はちょうどチケットを切られている最中にやってきて、係員としばらく口論していましたが、結局チケットは回収されませんでした。可愛そうに。)知らないうちにやってきた第3の通行人までが手助けしてくれ、無事車を出すことができました。こんなにいろいろやってくれたのに、困った時はお互い様と連絡先すらくれない人も。最初に助けてくれた人だけには電話番号を聞きだしましたが、さてお礼はどうしたものやら。
こういう出来事があるとブルックリンにいるんだなぁと感慨にふけってしまいます。私が一番最初にブルックリンという地名を意識したのが、ウェイン・ウォン監督の95年作品 "Blue in the Face"。どたばたした中に人々のあったかさが感じられ、いつの日か訪ねてみたいと夢を膨らませていました。そんな土地に住むことになって幸せだとよく思います。先日訪れたグランド・セントラル駅のギャラリーでたまたま見た、NYで撮影された映画のスチル写真展で、この映画の舞台になった煙草屋の住所を知りました。週末にでも訪れてみようと思っていたところ。映画も久々に見たくなってNetflixに入れました。
一月ほどブログをすっかりサボって遊び呆けていました。知人・友人の来訪が相次ぎ、会社でも仲良しグループができたりして、仕事後出歩く回数が増え、予定のない週末は疲れを取るだけで終わってしまったり。気がつくと映画も3週間ほど観ていませんでした。一番最近観たのは "Knocked Up" という一見ロマンティック・コメディー、裏を返せばプロ・ライフ(中絶反対)、婚外出産を戒めるメッセージに満ち溢れたプロパガンダ映画。もうひとつ、ノアの箱舟をめぐる新作コメディー "Evan Almighty" の宗教メッセージが話題になっています。
7月4日の独立記念日まで忙しい日々は続きますが、昨日起こった嬉しい出来事を記しておきます。私の住む地域では、路上清掃のため週に一度路上駐車が禁止になります。路駐している車を動かすため朝8時10分前に車に向かったのはいいのですが、エンジンがかかりません。バッテリーが上がった模様。週末洗車のため、充電器やブースター・ケーブルを全て出してトランクを空にしたまま戻すのを忘れていました。8時になると駐車違反チケットを切られるので、ダッシュボードにメッセージを残して、数ブロック先のガソリンスタンドに向かおうにも、カバンの中にペンが見当たりません。数日前に知人にあげてしまったのでした。その日は残業ができないので早く出社しようと思っていたのに、これでは逆に遅刻してしまいます。
頭の中がパニックになりながら辺りを見回してみると、向かいの消火栓の前にエンジンをふかしたままオンボロ車が停まっています。ペンを借りようと運転手に近づいて事情を話すと、充電器を持ってるからと、車を私の横につけてくれました。この人のバックシートには色んなものが入っています。何故か蛍光色の大きな布や道路工事の時に路上に置く円錐形のサイン(何と言うんでしょう?)まで持っていて、まず布を私の車にかぶせ、その上に円錐形を乗せ、チケットを切りにやってきた係員に事情を話してくれたお陰でチケットは切られずにすみました。ところが、充電器を使ってもエンジンはかからず、こんなにいろいろ持ってるのにケーブルだけ見当たりません。やっぱりガソリンスタンドに行かなくちゃとペンを借りて置き手紙を書いていると、私の後ろに駐車していた車の持ち主が、トランクからケーブルを出してきて貸してくれました。(この人はちょうどチケットを切られている最中にやってきて、係員としばらく口論していましたが、結局チケットは回収されませんでした。可愛そうに。)知らないうちにやってきた第3の通行人までが手助けしてくれ、無事車を出すことができました。こんなにいろいろやってくれたのに、困った時はお互い様と連絡先すらくれない人も。最初に助けてくれた人だけには電話番号を聞きだしましたが、さてお礼はどうしたものやら。
こういう出来事があるとブルックリンにいるんだなぁと感慨にふけってしまいます。私が一番最初にブルックリンという地名を意識したのが、ウェイン・ウォン監督の95年作品 "Blue in the Face"。どたばたした中に人々のあったかさが感じられ、いつの日か訪ねてみたいと夢を膨らませていました。そんな土地に住むことになって幸せだとよく思います。先日訪れたグランド・セントラル駅のギャラリーでたまたま見た、NYで撮影された映画のスチル写真展で、この映画の舞台になった煙草屋の住所を知りました。週末にでも訪れてみようと思っていたところ。映画も久々に見たくなってNetflixに入れました。
by mistymont
| 2007-06-22 23:27
| ブルックリン